薬草観察記3 川南湿原,おせりの滝,大王谷編

薬草観察記3 川南湿原,おせりの滝,大王谷編

2022年8月15日
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連載第3回目の薬草観察記。

2022年8月11日から8月13日まで3日間の観察記です。

今回の観察場所は、

①8月11日 川南湿原(川南町)~美々津港(日向市)

②8月12日 東郷牧水公園(日向市)~おせりの滝(美郷町)

③8月13日 大王谷多目的運動広場(日向市)

お盆休みで連休をいただきましたので、川南湿原など少し遠方にも足を延ばしました。

暦の上では秋になりましたが、まだまだ暑い!熱中症にはお気をつけください。

【凡例】

(薬)=薬草

(食)=食用

(毒)=毒草

(材)=建材や和紙などの生活用品の材料として利用されるもの。

(油)=油の原料になるもの

(観)=専ら観賞して楽しむ植物

(樹)=街路樹、公園樹、防風樹、防火樹などに植栽される植物

(牧)=若山牧水の短歌に登場する植物

(用途なし)=特に何にも用いない植物

(用途不明)=薬用、食用、毒性などの用途が不明な植物※私が勉強不足な場合もあります(^-^;

 など

8月11日 川南湿原(川南町)

川南湿原植物群落は国指定天然記念物で、普段では観察できない貴重な植物たちが多く自生しています。

いろんな種類のトンボが飛び交うトンボ天国でもありました。

国指定天然記念物ですので、通路から降りて観察したり採取したりするのは厳禁です。

水草が多く生えていましたが特定できず
イ(イグサ,薬・材)
エダウチシロホシクサ(用途不明)
エダウチシロホシクサ(用途不明)の花
コバナノワレモコウ(薬・食)の花穂
コバナノワレモコウ(薬・食)の葉
コムラサキ(薬)
コムラサキ果実形成中
サクラバハンノキ(用途不明)の若葉
サクラバハンノキの幼木
シロバナナガバノイシモチソウ(用途不明)。補虫植物。触手で捕虫し養分が少なくても生きられる
サワヒヨドリ(用途不明)
タムラソウ(用途不明)。アザミに似ています。
ヌマトラノオ(用途不明)
ヒメオトギリ(近縁種オトギリソウが薬)
ギンヤンマ
シオカラトンボ
ショウジョウトンボ
チョウトンボ

8月11日 美々津港(日向市)

美々津港付近は江戸時代の古い街並みを残す町並み保存地区でもあります。
神武東征神話にちなんだ日本海軍発祥の地の碑
神武天皇のお船出神話が残る立巌神社。改装工事。
フヨウ(観)。ムクゲと似るも少し遅れて開花。
カラスウリ(薬)。夜に花が開き昼にはしぼむ。夜行性のガを引き寄せるためとされる。まだ少し開いている花もありました。
ヤナギバルイラソウ(用途不明)。繁殖力の強い帰化植物です。

8月12日 東郷牧水公園(日向市)

夏休みで東郷牧水公園の河川プールは家族連れでにぎわっていました。

今回のお目当ては開花期を迎えたイワタバコです。

子供たちは河川プールで夏休みを満喫
牧水記念館横のサルスベリ(近縁種が薬)。
イワタバコ(薬・食)。葉は食べられます。
ミツバ(食・薬)。水の多い日陰に育つ。
ミツバの果実
牧水生家付近に移動。こちらには白のサルスベリ。
コマツナギ(用途不明)
ヌルデ(薬)の虫こぶ。五倍子ごばいしとよばれ昔お歯黒の原料にした。
ヤブラン(薬・食)。根を薬用、食用。

8月12日 おせりの滝(美郷町西郷)

美郷町西郷のおせりの滝。

遊歩道が整備され気軽に滝のマイナスイオンを満喫できます。

キャンプ場も併設。

イワタバコ(薬・食)。牧水公園のものより若干白っぽい。
ハナミョウガ(食・薬)
ヒカゲノイノコズチ(薬・食)
ミズヒキ(薬)
ミズヒキ(薬)
イヌガヤ(材、油)。昔は弓の材料、灯明油の原料にされた。種子の外皮は食べられるらしい

8月13日 大王谷多目的運動広場(日向市)

お盆の入りの日。

所用があって寄った先の裏山にちょっとしたアスレチック遊具を備える運動広場があります。

林縁に位置し、様々な植物が観察できます。

登り口にある看板。ここから山の方に向かって歩いていきます。
イロハモミジのアーチを抜けると…
大王谷多目的運動広場が見えてきます
立派なタカサゴユリのお出迎え。ゆり根は苦味があって食用には適さない。
ハマクサギ(用途不明)。クサギのような臭いにおいがします。葉は柔らかく食べられそうな気がしますが、食べていいかどうかよく分かりません。
マテバシイ(食・樹・材)。果実(どんぐり)を乾燥後に茹でて皮をむきマテバシイご飯に
ミズスギ(おそらく毒)。生け花にも利用。
ヤブツバキ(薬・食・油)
クサギ(薬・食)。葉を茹でて水に晒してあく抜きし、干して乾燥させたものを料理に使います。
キカラスウリ(薬)。天花粉の原料。茎葉を食べてみたこともあります。苦い。
カナムグラ(薬)
エゴノキ(毒)。果実に有毒なサポニンが含まれる。サポニンが泡立つので昔は洗剤の代わりに。
ウリクサ(用途不明)。高さ数センチとミニサイズが多いと思います。
オミナエシ(薬・食・観)。登り口の駐車場にありました。

まとめ

今回は偶然、湿原、滝、谷川と水場が多くなりました。

湿地特有の植物を多く観察できましたし、マイナスイオンも浴びて涼しい気分にもなりました。

暦の上では秋になりました。

今後は深まりゆく秋を植物とともに満喫していきたいと思います。

【川南湿原】

イ(イグサ,薬・材)、エダウチシロホシクサ(用途不明)、コバナノワレモコウ(薬・食)、コムラサキ(薬)、サクラバハンノキ(用途不明)、シロバナナガバノイシモチソウ(用途不明)、サワヒヨドリ(用途不明)、ヌマトラノオ(用途不明)、ヒメオトギリ(近縁種オトギリソウが薬)

【美々津港】

フヨウ(観)、カラスウリ(薬)、ヤナギバルイラソウ(用途不明)

【牧水公園】

サルスベリ(近縁種が薬)、イワタバコ(薬・食)、ミツバ(食)、コマツナギ(用途不明)、ヌルデ(薬)、ヤブラン(薬・食)

【おせりの滝】 

イワタバコ(薬・食)、ハナミョウガ(食)、ヒカゲノイノコズチ(薬・食)、ミズヒキ(薬)、イヌガヤ

【大王谷多目的運動広場】

タカサゴユリ(食には適さない)、ハマクサギ(用途不明)、マテバシイ(食・樹・材)、ミズスギ(おそらく毒)、ヤブツバキ(薬・食・油)、クサギ(薬・食)、キカラスウリ(薬)、カナムグラ(薬)、エゴノキ(毒)、ウリクサ(用途不明)、オミナエシ(薬・食・観)

【凡例】

(薬)=薬草

(食)=食用

(毒)=毒草

(材)=建材や和紙などの生活用品の材料として利用されるもの。

(油)=油の原料になるもの

(観)=専ら観賞して楽しむ植物

(樹)=街路樹、公園樹、防風樹、防火樹などに植栽される植物

(牧)=若山牧水の短歌に登場する植物

(用途なし)=特に何にも用いない植物

(用途不明)=薬用、食用、毒性などの用途が不明な植物※私が勉強不足な場合もあります(^-^;

 など