薬草観察記15  師走の喧騒をしばし忘れて海辺の薬草をのんびり観察♪ 日向サンパーク編

薬草観察記15 師走の喧騒をしばし忘れて海辺の薬草をのんびり観察♪ 日向サンパーク編

2022年12月4日
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連載第15回目の薬草観察記。

今回の観察場所は、日向サンパーク(日向市)です。

何かと慌ただしい師走ですが、日ごろの忙しさをしばし忘れて、やくそう会メンバーでのんびりと海辺の薬草観察を楽しみました(^^♪

【凡例】

(薬)=薬草

(食)=食用

(毒)=毒草

(材)=建材や和紙などの生活用品の材料として利用されるもの

(油)=油の原料になるもの

(観)=専ら観賞して楽しむ植物

(樹)=街路樹、公園樹、防風樹、防火樹などに植栽される植物

(牧)=若山牧水の短歌に登場する植物

(用途不明)=薬用、食用、毒性などの用途が不明な植物※私が勉強不足な場合もあります(^-^;

など

12月3日 日向サンパーク(日向市)

日向サンパークは太平洋が一望できる海辺のキャンプ場。

遊歩道が整備され、海岸沿い特有の植物が多く観察できるアウトドアスポットです。

キャンプ場から太平洋が一望
カクレミノ(材)。夏に樹皮を傷つけて採取した黄漆きうるしを家具の塗料に利用。
カクレミノの葉は3裂が多いですが、大木になると不分裂の葉も出てきます。
カナムグラ(薬)の雌花。全草の乾燥したものを健胃けんい利尿りにょう、解熱薬として煎服せんぷく。腫れ物に黒焼きにしたものを外用。たむしに生の葉の汁を塗布。
カニ。海辺の住人。日向市の人口より多いかもしません(笑)
カラスザンショウ(薬・材)。カラスザンショウ(薬)。タラノキと間違えられやすいですが、新芽は食べられません。新芽につやがあって柑橘系の香りがする点でタラの芽と異なります。
キジョランはキョウチクトウ科の毒草ですが、アサギマダラ(蝶)の幼虫の食草でもあります。アサギマダラはキジョランの毒を身体に蓄えて外敵から身を守ります。
キジョランの葉裏のアサギマダラの幼虫。幼虫のまま越冬。
キヅタ(毒)。中国では薬草として使うようです。
キランソウ(薬)。乾燥した全草を鎮咳、去淡、解熱、健胃、下痢止め、高血圧に煎服。虫にさされ、切り傷、はれものに茎葉を揉んで塗る。ある地方では「医者倒し」の別名で呼ばれ万能薬草として民間伝承されてきました。
クコ(薬・食)葉、果実、根、全てが薬草になる。果実のクコの実は杏仁豆腐のトッピングでおなじみ。健康維持に役立つ薬草として故牧野富太郎博士も推薦していたようです。
結実するとこんな感じ。おいしそうですが、生では少々えぐみがあります。乾燥して食用、薬用に。
クサギ(薬・食)。春先の若葉をあく抜きして乾燥後、食用に。
ゴンズイ(樹)。公園樹としてよく見かけます。クサギに似て果実がむき出しに。薬用にはしないと思います。
サンゴシトウ(別名ヒシバデイゴ:観)
サンゴシトウの葉。葉の先がとがっている。
こちらはマルバデイゴ(観)。葉の先がとがっていません。
ツルソバ。沖縄地方では薬草にするとの知見あり。白いのが花。黒いのが果実。
ツワブキ(食)。もうすぐ花期も終わりに近い。
ビワ(薬・食)の花。初夏に結実。
ヒメイタビ(食)。イタビカズラと比較して葉の先が尖らない。
完熟前の果実。割るとイチジク様の形状。割ったところの写真を撮り忘れました(^-^;完熟は食べられますが、まだ完熟前でしぶくて食べられませんでした。
ハゼノキ(蝋・薬)。果実からろうが採れる。乾燥した根皮の煎液を止血、はれものに外用する使い方があるようです。
フウトウカズラ(薬)。赤い実が印象的。茎・葉(生でも乾燥でも)を腰痛・神経痛に浴用に。赤い実は薬酒にするとの文献あり。コショウ科なので香辛料に使えないかと思ってはいるのですが使う勇気がありません。
ムラサキシキブ(薬)の果実。鮮やかな紫ですね。寄生性皮膚病に生の葉の汁、または乾燥した枝・葉の煎液を患部に塗布。
ヤツデ(薬)がいたるところで満開でした。葉をリウマチなどに入浴剤として。
ヤブツバキ(薬・食・油)。サザンカに遅れて花期を迎えました。
ヤブツバキはサザンカと違い花まるごと落花します。
花弁は基部でつながっているので花弁が散らずに花ごとボトっと落ちる。
雄しべも基部で癒合。花は天ぷらで食べられます。

12月4日 日向サンパーク(日向市)

カクレミノ(材)、カナムグラ(薬)、カラスザンショウ(薬・材)、キジョラン(毒)、キヅタ(毒)、キランソウ(薬)、クコ(薬・食)、クサギ(薬・食)、ゴンズイ(樹)、サンゴシトウ(別名ヒシバデイゴ:観)、マルバデイゴ(観)、ツルソバ(沖縄地方で薬)、ツワブキ(食)、ビワ(薬・食)、ヒメイタビ(食)、ハゼノキ(蝋・薬)、フウトウカズラ(薬)、ムラサキシキブ(薬)、ヤツデ(薬)、ヤブツバキ(薬・食・油)

観察後記

何回も訪れているところですが、行くたびに何かしらの発見があります。

自然の織り成す景色は本当に飽きないですね。

皆様も健康管理の一環として薬草観察はいかがでしょうか(^▽^)/

野山や海岸沿いを歩いて緑を眺めるだけでも癒されますよ(^^♪

最後まで読んでいただきありがとうございますm(__)m

【凡例】

(薬)=薬草

(食)=食用

(毒)=毒草

(材)=建材や和紙などの生活用品の材料として利用されるもの

(油)=油の原料になるもの

(観)=専ら観賞して楽しむ植物

(樹)=街路樹、公園樹、防風樹、防火樹などに植栽される植物

(牧)=若山牧水の短歌に登場する植物

(用途不明)=薬用、食用、毒性などの用途が不明な植物※私が勉強不足な場合もあります(^-^;

など