みちをブログへご訪問いただきありがとうございますm(__)m
私は元来、物書きが好きで、『みちをブログ』をはじめてかれこれ約4年半になります。
その間、熱心に記事を書いた時期もありましたが、ここ1~2年は『ひむか薬草ガイドブック』の執筆が忙しく、更新を控えめにしていました。
ようやく執筆が終わり、4月からブログを再開したところです。
さて、再出発にあたってどのような方向性で運営していこうかと考えました。
やはり、今後の活動の核として、長年、制作に心血を注いだ『ひむか薬草ガイドブック』の存在は外せません。
本書のコンセプトを「詠み、学び、実践する。」と定め、短歌(感情)→植物解説(知識)→活用法の実践(体験)の順番で学習することを提唱していますが、これを考案したのは私です。
自分で言い出した以上、自分で短歌を詠まないとつじつまが合わない。
そう考え、ブログの副題を『薬草のある暮らし、ときどき短歌』と変更し、短歌を詠むことを決意しました。
「ときどき」としたのは、毎回短歌を詠める自信もないので、ブログを継続する上で自分が苦しくならない頻度とするためです(^-^;

短歌にはまった理由
ブログを再開するにあたり、広くご紹介する機会を得るため、休止していたSNS『X』への投稿を再開。
季節や日常の一言発信は『X』、くらしの観察・体験は『みちをブログ』、深堀りしたくなったら『note』と書き分ける計画をしていました。
本格再開後、最初に書いたブログ記事「薬草観察記30|カモミール収穫体験会中止で小雨降る圃場を観察」に自作短歌を掲載したところ、知人からかなりの反響がありました。
摘みたしと思えど叶わぬ雨ふくみ咲いて人待つカミツレの花
2026年4月26日「薬草観察記30|カモミール収穫体験会中止で小雨降る圃場を観察」
カモミール収穫体験会が中止になった時の記事ですが、短歌を添えることで、記事に余韻が生まれ、記事全体の印象が変わる。
拙い記事が“化ける瞬間”の面白さを知りました。
それ以降、記事には必ず短歌を添えるようになり、読者への“ささやかな贈り物”という気持ちで短歌を詠んでいます。
今では、完全に短歌にはまってしまい、「ときどき」ではなく「毎回」短歌になっています(笑)
記事に添えるために短歌を詠む一方で、短歌を詠んでから記事を書くといった双方向の執筆スタイルができあがりつつあります。
短歌を詠むのが面白くなり、当初書く予定だったnoteはまったく手がついていません。
ブログを読んだ母が一言。
「じいちゃんみたいになってきたね。」
母方の家系には短歌詠みが多く、それは祖父の影響なのだろうと思います。
50歳を過ぎて母方祖父系統の遺伝子が活発になってきたのでしょうか(笑)

これまでの短歌を振り返る
実は、ブログを開始初期のころから、短歌を添える構想はありましたが、それほど詠める実力もなく、数記事にとどまっていました。
しかし、『ひむか薬草ガイドブック』の執筆が終わった今となっては、言葉に対する感度があがったのか、割と詠めるようになりました。
長年向き合っている若山牧水の影響も多分にあるでしょう。
初期に詠んだ短歌から、最近のものまでを以下にご紹介いたします。
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薄寒いつむじあたりにひんやりと育毛スプレークシでパタパタ
2022年2月23日「3つの生薬のチカラ!お気に入り育毛スプレー」
とれたての玉ねぎみたいにやわらかく真白な心で空飛べずとも
2022年2月26日「空飛ぶ新玉ねぎ」
飛べる日も飛べぬ日もある玉ねぎを刻む涙にひかりさす春
「空飛ぶ新玉ねぎ」2026年5月13日追記
目にとまる庭やまちなか春に咲く蘭の名前はよくシランけど
紫の花の奥なるやわひだに虫惹かれ寄る蜜もないのに
2026年4月27日「薬草観察記31|よく知ってるけど「シラン」」
忘れえぬ集い語らん百歳のヒュウガトウキの花咲く庭で
2026年5月4日「薬草観察記32|ヒュウガトウキを訪ねて」
いつもならやらぬ料理もご縁にてさばいて往生三枚おろし
潮かおる魚こしらえ炙る香にはやり汲くむ酒家居の夕べ
2026年5月6日「薬食同源 男の料理|魚をさばく!」
ひたすらに花摘みおれば子らの声のどかに響くカミツレの野に
甘い香に憂いひそめてひたすらに花摘み集うカミツレの友
2026年5月10日「薬草観察記33|カモミール収穫体験会場周辺を観察」
雑草とさげすむなかれ凛として横に広がる枝葉すずしき
2026年5月18日「薬草観察記34|雑草というなかれ、我が家のイヌホオズキ」
あいにくの雨に生い咲く薬草を映し語らん野をゆく心地で
降る日にも集うまなざしあたたかくお言葉胸に野へ歩みゆく
2026年5月25日「第7回みんなの薬草観察会を終えて」

ブログ短歌とは
私の短歌は、記事・写真・体験と一体で成立する“生活の記録”としての短歌です。
なるべく現代語でわかりやすく、事実に即し、軽やかに詠むことを方針としています。
私はこれを「ブログ短歌」と呼びたいと思います。
複数の表現を束ねて、ひとつの世界観をつくる創作です。

これからの創作について
『ひむか薬草ガイドブック』の執筆を通して、感じたことがあります。
若山牧水は多くの植物を短歌に詠んでいるものの、まだまだ詠まれていない植物が無数にあるということ。
牧水が詠んでいない植物の短歌を作る。
これを、今後のテーマにしたいと思っています。
もちろん、時にはくらしのネタや軽いノリの笑える作品も交えながら。
ブログ短歌という楽しみを得て、これからも静かな情熱を胸に、末長く創作を続けていきたいと思います。
本日の一首
したためた
記事の余韻に一首二首
詠みねかせ練る
腑に落ちるまで
みちを


