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数年前に知人から株分けしていただいたシランが我が家の庭で毎年花を咲かせてくれます。
しかも年々、株と花が増えているような気がします。
おそらく毎年少しずつ地下茎が伸びて、新しい株をつくっているのでしょう。


一度地植えすると毎年安定して花を見せてくれるため、緑化目的で植えられることも多く、至る所で花が見られます。
名前は知らんけど、花はよく知ってる---そんな方も多いと思います。
シランは立派な薬草で、地下にある偽球茎(地下茎がふくらんだ部分)を薬用にします。
▼こちらは近所の某所で撮影した白花種。白もきれいですね。

葉の構造|大きなササのような形
▼葉は根元から互いちがいに4~5枚生えます(互生)。真ん中は花をつける茎で下部ほど緑色、上部ほど紫がかった色になります。

▼葉は長さ20~30cmの大きいササのような形。基部は茎を抱くようにつきます。

花の構造|雄しべと雌しべが一体化
▼花は1つの茎に7~8個はつくようです。

花はラン科の特有の構造をもちます。
▼6枚の花被片のうち、中央の大きく目立つ1枚を唇弁といい、筒のように丸まってつきます。その上に包まれるように位置するのがずい柱です。

▼横から見たところ。唇弁のひだひだがよく目立ちます。これに虫が惹かれてくるようですが、中に蜜はなく、虫はだまされて入ってくるのでしょうか(´;ω;`)ちょっとした詐欺ですね(^-^;

▼花被片をむいて、ずい柱をむき出しにしてみました。ずい柱はラン科特有の構造で、雄しべと雌しべが一体化したものです。

▼ずい柱の先端に、妖怪人間ベムかベロの顔みたいな構造がみえます。ここには花粉の塊が2個入っていて、葯帽と呼ばれる蓋で閉じ込められています。虫が触れると蓋が外れて花粉が出る仕組みです。

▼葯帽と花粉塊に接した部分、唇の厚い人が笑っているような形の構造が柱頭で、ここで花粉を受けとります。

▼受粉後、成熟して果実(蒴果)を結び、微細な種ができますが、ほとんど発芽しません。ふつう地下茎によって殖えます。


まとめ
今回は『ひむか薬草ガイドブック』に載せきれなかった情報を追加してみました。
私自身の覚え書のような記事ですが、ご参考になれば幸いです。
シランの薬効や使用法などの情報は5月発売の『ひむか薬草ガイドブック』105ページをご参照ください(^▽^)/
本日の一首(^^♪
紫の
みちを
花の奥なる やわひだに
虫惹かれ寄る
蜜もないのに


